陽明学童保育所の利用者の声

子どもたちの声

 「学童に入って良かったことは何ですか?」という質問に対する子どもたちの声をご紹介します。

・仲間と一緒にいれたり、仲間たちと夏祭りや遠足など一緒に行けたり、ヤットコ・けん玉の検定などがあることです。

・学校で学べないことがたくさん学べて、視野が広がる。

・自分の素が出せる。

・生活で役立つようなことをいろいろ学べたことです。包丁の使い方、そうじの仕方、仲間との付き合い方、畑仕事など、いろんなことが学べました。他にも、約束ごとを守る大切さもです。

・学童の仲間を家族だと思えること。

・ちゃんとやらないといけない時はしっかりできるし、リラックスすることもできる。めりはりがつく場所です。

・色々な体験ができたり、楽しい遊びがいっぱい。プールやお出かけでいろんな所に行ける。新しい発見もあり楽しいです。



「ようめいがくどうのみんながやさしくしてくれてとてもよかったです。それにたのしいしてんごくのようなところです。まいにち行けてうれしいです。」(低学年男子)

「がくどうに入ってよかったことは、なか間(たくさん)で、外遊びで楽しく遊んだり遠足でいろいろなたいけんをすることです。チームのおどりでチームワークがためされることもあります。」(低学年女子)

「学童に入った時、6年生のお姉さんやお兄さんたちがやさしく声をかけてくれて、うれしかった。初めて学童のみんなと一日をすごした時、仲間と一緒にすごした時間を大切にしたいなと思いました。学童に入ったことで、仲間と、学童の大切さが分かりました。」(高学年女子)


「まず第一に新しい友(仲間)ができたこと、第二に楽しみが増えたこと、第三に人の話を聞くなどの「力」が身についたことです。理由は、第一→新しい友(仲間)ができたことで、これからの人生がもっと楽しくなりそうだから。第二→楽しみが増えたことで人生の思い出が増えるから。第三→そのようなことを学んだことで自分を見直せたような気がするからです。」(高学年男子)

「学童に入ってよかったことは、学童の仲間で『みんなの約束ごと』を決めていたことです。一番大きな約束ごとは『みんなは一人のために 一人はみんなのために』です。だれかが困っている時にみんなで思いやったり助け合ったり、みんなが楽しめるように行事を考えたりして、みんなと一人で『協力』しあうということがわかりました。」(高学年女子)

「学童に入って、色々な人とふれ合う機会が増えて、学童以外でも積極的になり、習い事で知り合いがいなくても話しかけることができるようになりました。自分が低学年の時にしてもらったことを高学年になった時にやってあげて、それが学童で受けつがれていく所がすごいと思います。今まで学童にお世話になったので、卒業しても学童のみんなの力になれたらと思います。」(高学年女子)



保護者の声

在籍児童の保護者のコメントです。

とくに、学童での保護者の役割負担については、懸念される方も多いと思われますので、できるだけ率直な意見をお伝えします。

 

【低学年保護者】

 幼稚園が遠方だったため、小学校に入っても知っている子がほとんどいない状態でした。はじめのうちは、知らない子ばかりでとまどいもあったようですが、学童に行っていたので、学童でのお友だちの存在があって、安心できました。今はクラスでも遊ぶ友達ができ、学童でも友達と遊べて、楽しく学校へ通っています。

 

敷地が広いことが魅力です。外遊びものびのびできますし、送迎の際に車を敷地内に止めることもできるので助かっています。また、トワイライトと比べ、預かり時間が朝夕1時間ずつ長いです。この差をとても大きく感じています。保護者運営である以上、役員や係などの負担は避けられません。でも、子どもを預けるうえで、それを上回る安心感を得られていると思います。

 

トワイライトだと、子ども同士で急に遊ぶ約束をしてトワイライトに行かなかった時に親が子の居場所を把握できていないことがあった、と知り合いに聞きました。学童は、欠席連絡は親からを原則としていて、連絡なく欠席した場合は親に確認電話をしてくれるので安心感がまったく違います。

 

途中入所でしたが、指導員さんをはじめ、学童の子どもたちの温かな雰囲気のおかげで、有難いことにすぐに馴染みました。指導員さんも個性あふれる方ばかりで、甘えさせてもらったり、叱ってもらったりと、上手に指導していただいていて、とても慕っています。夏休みなど長期休暇でも、規則正しくスケジュールが組まれており、安心して預けています。また、一年を通して検定や行事があり、子どもの成長ややる気を伸ばしてもらえています。実際、検定期間や行事前には、日ごろ行かない土曜日にも自発的に学童に参加して、練習に励んでいました。家でののんびりした姿からは想像がつかない一面でした。

引っ越してきたので、私自身も知り合いがいない状況でしたが、学童で同じように仕事しながらのママさんや、経験豊かな先輩保護者の方々と知り合いができたのも良かったです。

 

学童での親の役割分担を、異業種、異家庭、異経験交流の場と捉えるのはどうでしょうか?

学童は運営母体が父母なので、月に一度の保護者会や係、役員の仕事は回ってきます。共働き家庭はただでさえ、毎日の生活に精一杯です。そんな毎日をそれぞれの家庭はどのように過ごしているのか、、。学童には、ひとり親家庭、バリキャリママ家庭、夫が出張中でワンオペ育児に奮闘ママ等、色んな家庭が集まっています。係の仕事を通じて、仲間を増やし子育ての期間を楽しむ事ができます。また、自分のキャリアでは絶対に経験できなかった経理の仕事を、学童の会計を担当することで垣間見る事ができました。

 

我が家の夏休みの宿題に書かれる思い出は、ほとんど学童でのプールやお出かけ、夏祭りの出し物の事です。夏休み中のコンスタントなお出かけや行事だけを取っても、働く親にとって、学童に預けていて良かったと思える瞬間です。

 

我が子は人見知りの為、慣れるのに時間がかかる子です。それをなんとか克服できないか?そんな思いで、上下の繋がり・人との繋がりを大切にしている学童を選択しました。入学し生活ががらりと変わり子も私も緊張していた4月でしたが、GW明けに子の嫌々と私の気持ちが限界に達しました。「仲のいい友達はトワイライトに行っている。私もトワイライトにいきたい。学童は嫌だ」

民間学童か、トワイライトか、職場へ連れていくか・・未就学児を連れて夜の会議参加が落ち着かなく辛かったこともあり、親も子も悩みながら夏休みになりました。夏の行事でグッとみんなとの仲が深まったのか、今はトワイライトは「つまらない」と行かなくなり、土曜日も毎週学童に通う姿をみて我が子をたくましく感じました。今は本当に親子共々学童の行事などを楽しんでいます。指導員さんも(個性的ですが)愛情をもって指導をして頂いています。
新一年生の保護者の方は、色々悩むこともあると思いますが、結局仕事の都合に合わせて一番預けやすい場所を選ぶのがいいと思います。子どもも親も時間は掛かりますが慣れていけると思います。

 

男の子なため、けん玉、やっとこ、コマとあらゆる取り組みに、ことごとくハマっていきます。細かいステップで上達を感じられる検定というスタイルを取っているのも大きいと思います。上級生が仲間内で日本けん玉協会の正式なけん玉検定を受けに行く様子を見ていると、子供達の遊びの延長の力は凄いなぁと感じます。

 

自身が学童で育っているため、我が子を学童に入れることは自然な流れでした。いざ子どもを預ける側となり、昔とは異なり学童以外の選択肢も増えている事を知りました。しかし、トワイライトや児童館では時間的な要求を満たす事が出来ず、その他の商業的な学童にはあまり興味が無かったのもあり、迷う事なく学童を選択しました。他の選択肢では実現出来なさそうな外遊びや畑仕事も魅力に感じました。

 

ある日子供が発熱して小学校から呼び出しの電話が入ったので、職場から迎えに行きました。連れて帰って暫く寝かせておくと、起きた途端に「学童行かなくちゃ」と言いました。学童での流行りの遊びに夢中になっている様です。学童好きになってくれて助かっています。

 

学童は6年生まで在籍できる事が魅力です。普通の子が学童で見出している、のびのびとした自分らしさに、安心を感じます。子ども達もそれぞれ皆別の世界に進んで行きますが、学童で過ごした時間と経験は、人生の大きな礎になっていくのではないかと思います。

 

【高学年保護者

子が3年になり、私が学童の仕事を積極的にするようになると、我が子以外の子ども達ともどんどん仲が良くなり可愛くなっていきました。旗当番や運動会等の学校行事に参加する際には、多くの子ども達の様子を見守ったり、声をかけられたりするのが楽しくなっていきました。親子共々人見知りが強く、積極性にも欠ける性格の為、我が家にとって学童という道を選んだ事で、豊かな人間関係を手に入れた感覚があります。

 

学童は、昔で考えれば当たり前に近い近所の子ども集団のような体験をさせる事が出来る場です。現代社会では、その環境が有料になったのだと認識しています。子ども達の様子を見ていると、その魅力は想像以上に大きいと感じています。子ども達の成長には必要な時間だと感じているため、もっと負担が少なく、多くの家庭が利用出来る仕組みになって欲しいと願っています。

 

子どもが3年生になり、積極的な気持ちは全くなれないながらも、役員をする事になりました。この1年間は学童の事で頭が一杯でした。それなりに休日出勤もあるフルタイム勤務の中、実質的に学童の為に会社を休んだ記憶は1度しかありませんが、平日休日問わず学童の事を考えていた印象があります。ただ、どこまで踏み込むかは結局自分が選択していたのだと思います。

 

陽明学童では、あだ名で呼びあう風習があるのですが、保育園の次男と一緒に長男を学童に迎えに行くようになった頃、次男も指導員さんにあだ名をつけていただき、 「お帰り~」と温かく迎え入れてもらって、入所前から既に学童の一員でした。息子達は、学童の色々な行事に参加できるのがうれしくて学童に入って良かったと言っています。私も学童の行事に息子達と参加することで、他の保護者やお子さん達、指導員さんと交流できることが楽しく、息子達が日々お世話になっている恩返しのつもりで、学童の仕事を引き受けています。息子達の大好きな居場所である学童の整備(子ども達の安全の確保と働いていただいている指導員さん達の処遇改善等)をすることは、利用者兼経営者である保護者の当然の務めだと思っています。

 

父子家庭なため、学童に入れる時はとても不安でした。学校もそうですが、一人親でいじめられないか?みんなと仲良くできるか?指導員さんの言う事をちゃんと聞けるか?等、色々と考えました。ですが、そんな不安はすぐに吹き飛びました。指導員さんは子どもに対してとても熱心で、いつも優しく、時に愛情をもって叱ってくれます。学童の子どもたちも分け隔てなく世話をしてくれ、遊んでくれました。学童に通わせてからはよく喋るようになり、笑顔も絶えなくなりました。当初は3年か4年でやめる予定でしたが、6年間通わせることにしました。6年生になった時に、学童を通してどこまで成長できているか楽しみです。

 

学童の良いところは、第一に、安心して子どもを預けられることです。小学校は、保育園と異なり、代休や短時間授業となることがとても多いですが、学校の予定に合わせて学童が開所しています。特に助かるのが夏休みなどの長期休暇です。お出かけや夏祭りなど、子ども達を飽きさせない色々な行事を指導員さんが用意してくださるので、長い夏休みもあっという間に終わります。また、宿題を学童で済ませてくれるのも助かります。仕事が終わって帰宅してから、宿題をやらせなければならないストレスから解放されます。第二に、学校生活だけでは得られないさまざまな体験を、子どもはとても楽しんでいます。異なる学年の子ども同士でも、「友達」ではなく「仲間」と呼び、まるで兄弟のように共同生活を送っています。洗面所掃除やニンジンの皮むきも上手にできるようになり、家でも自主的にやってくれます。

 

悪いというほどではありませんが、デメリットは、保育料と保護者の負担だと思います。学童の運営は保護者が担っているので、行事のお手伝いのみならず、予算の管理や指導員さんの採用活動まで、仕事内容は幅広く、負担は大きいです。それでも、保護者同士で助け合いながらなので、6年間毎年大変なわけではありません。長い育児期間の中で数年のことなので、自分にできる範囲で頑張っています。

 

入学時はトワイライトに預ける予定でした。しかし、18時までなこと、夏休み等の朝は9時からしか預けられないこと、おやつが出ないことがネックとなり、やむをえず学童にお願いすることにしました。シングルマザーなのでひとり親家庭の減免があり、一般家庭より保育料を安くしていただけて大変助かっています。子どももすぐに学童が自分の居場所だと認識して、学校で嫌なことがあっても学童に行きたいから頑張って学校に行くほどです。保護者が経営者という学童だからこそ、自分の子どもだけでなく他のお子さん達の色々な問題を保護者と指導員さん達と話し合って仲間みんなで切磋琢磨していける環境が成立します。私も学童に支えていただいていて、無くてはならない存在です。

 

異学年合同の社会生活は貴重な経験です。けん玉などの検定で同学年のライバルと競い合ったり、日々の生活や行事を皆で協力する過程を通して、目標達成のために努力する、自分の頭で考え言葉にして伝える、色々な人の想いや状況に配慮しながらチームで物事を成し遂げる大変さと喜びを経験できました。とくに、高学年に助けてもらいながら3年生で班長を担うことで、たくさん学び成長できたと思います。高学年になってからは、20代のお姉さんたちに色々教えてもらえるのが楽しいようです。中学生活、友達づきあい、おしゃれのことなど、アドバイスして頂いて有難いです。

 

保護者の運営への関わりは、家庭の状況・方針や運にもよって、千差万別です。

仕事柄で持つ技術を学童に活かしてくれる人、良くわからないなりに適度に参加している人、負担に感じて辞めていく家庭さえいます。これはとても残念で、在籍家庭として申し訳無くさえ感じてしまいます。もっと気楽に過ごせますよ、と声をかけたいと思いながらも、家庭の状況や、求められる役割や、受け取り方も様々なので、無責任な事は言えません。ただ今は、この仕組みが成立ち続けているのは、少なからず負担よりも価値を大きく捉えている家庭が存在しているからだと考えています。

   

卒所家庭保護者の声

きょうだい2人がお世話になりました。
上の子が入所した時は、最初は集団生活に馴染めず、一人で本を読んだりして過ごすことも多かったのですが、それも個性と、指導員さんに根気よく見守って対応していただきました。いろんな学年の子たちと時間を共にする経験は家庭だけではなかなかできませんので、そういった社会性を身につけてもらう意味でもとても良い時間を過ごさせていただいたと感謝しています。習い事で途中で帰る日も多くありましたが、行事に向けての練習も上手にフォローしてもらって、「子どもたちみんなで目標に向かって頑張っていく一体感」も経験することができ、子どもにとって本当に貴重な時間だったと思います。学年が上がるにつれて同学年の友達との仲も深まり、おかげさまで、今でも仲の良かった子たちでたまに集まって交流しているようで、陽明学童に入れてよかったなぁとつくづく感じています。

また、親同士の交流も私にとってはとてもありがたかったです。自分の勤め先だけでは絶対に関わることのない様々な職種の方と仲よくなることができ、自分にとってとてもよい刺激になっていますし、子どもたちが卒所した後もいまだに仲よくさせてもらっています。子どもだけでなく親同士もよい繋がりを得られるのは、陽明学童ならではのいいところで、とても感謝しております。